しっとりとしてきた秋、箱根に行ってきました。
プリンスホテルに一泊しました。
お部屋からの眺めは最高! 奥に富士山が見えます。
このちょっと広めのバルコニーでモーニングティー、アフタヌンティー
などをいただきながら延々と過ごしたくなるような感じです。
芦ノ湖の対岸は何も人工的なものがなくとても静かでミステリアスな
感じさえあります。
景観が保護されていてうれしい限りです。
なんだか真夜中恐竜でも泳いでいそうな雰囲気で、寄せる波の音に
耳を澄まします。・・・チャプン!
ここのプリンスホテルの宿泊棟は完全な円形をしています。
以前、清家清さまの設計したザ・プリンス軽井沢や野尻湖プリンス
にも泊まったことがありますが、眺めを楽しむ渋い味わいのある
リゾートホテルでした。
こちらも、当時建築にこだわって建てた感があります。
ただバルコニーの手摺りのデザインはもう少し検討してほしかったかなぁ。
おおっと、村野藤吾さまの設計でした。
直線、直角、均一感、白かグレートーン、ストイック、ミニマル大好きな日本のあまたなる建築の大家先生の中で異色の存在と言えましょうか。
もしかしたら日本の建築家の中で一番好きな一人かもしれません。
お部屋のベッドに置いてあった掲示物をパチリンコ。
「至福の眠り」ですって! 素敵なキャッチ!
バルコニーで至福の時を過ごし、夜は至福の眠りで、ホテルさん、
ありがとう!
考えてみれば一日24時間中の大きな時間を(特に私の場合)占める
睡眠が至福の時間となる環境は大切。
でも、何の上がベストか、シーリーかシモンズか、はたまた、畳か、
キャンプ場の地面か、それは人によって異なりますよね。
ちなみに私は畳+煎餅布団だとお尻が痛くてよく眠れません・・・。