2 mai 2012

パティシエ・ブランジェその3

粉だらけになりながらこねるパン作りは楽しい!
幼児の時の泥んこ遊びの感覚を思い出しました。
クロワッサン、パンオショコラ、ブリオーシュときたら、やはり

フレンチパンの定番はパンオレザンでしょう。
またまた、初挑戦で作ったのですが、初めてのわりにはなかなか

美味しくできました。

このうずまき達はどうやって作るかというと、まず、ブリオーシュ生地を

作り大きな長方形にのばします。
その上に全体にカスタードクリームを塗り、レーズン類を散らしたら、

全体をロールケーキのような形に巻いていきます。
そこまでは良かった・・・! しかし、予期しなかったのは、このロールを

金太郎飴のようにきれいな断面にカットしてゆき、うずまき君達を
作り出して行くのが、かなりむずかしいのです!
生地は薄くて柔らかいけれど、お餅のような弾力状態の上、

間にぐるぐる状にクリームがはさまっているので、切る時へたすると、
ぐしゃっとつぶれてしまうのです。
いさぎよく切るしかないと、思い切ってカットしたら、どれもかなりつぶれた

楕円形に変形してしまうわ、クリームは飛び出すわで、「こりゃもうだめだ!」
とやけになって、生地達を思いっきりキッチンの床に叩きつけたいような
気分になってきました。 
しかし、そこで深呼吸をし、その衝動をぐっと抑えて、カットしたものを
一個一個オーブントレーに乗せた後、そーっと横から押してみました。
すると、まるで形状記憶のワイシャツのようにちょっとづつ元の円にもどって
いくではないですか・・・!(弾力性のため)

というわけで、なんとか丸い形に焼きあげることができました。
ゴルフも予期せぬハプニングがありますが、パティスリー作りも

いろいろ予期せぬハプニングがあります。
大事なのは、そこでなんとか耐えればリカバリーするチャンスが

あるってことですか・・・。
焼いてると暑いし、甘い匂いでお腹いっぱいになるし、味見したり、

作りすぎるとつい食べ過ぎて太るし、パティスリー作りにはかなり格闘
させられます。
粉をふったコネ台の上で弾力のある生地を叩きつけるのは
格闘技のようです・・・。